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朝から晩まで幸続ける昼の顔
投稿日:2023年6月16日
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夏にアサガオに似た桃色の花を咲かせ、花が咲いている時間帯は、朝から花を咲かせて夕方にしぼむまで昼間も咲き続けているため、ヒルガオと呼ばれている。「雨降り花」という別名もあり、その花を摘むと雨が降るという言い伝えを持ち、ヒルガオはその代表格。ほかにはホタルブクロやツユクサ、クチナシなどがあります。
ヒルガオは、5弁の花びらが1つに合わさり、円い鏡のようになっています。のぞき込むと愛しい人の面影が見えるような気がすることから、万葉の時代から「容花/顔花(かおばな)」と呼ばれ、万葉集にも登場しています。「高円(たかまど)の野邊(のべ)の容花(かほばな)面影(おもかげ)に見えつつ妹(いも)は忘れかねつも」(※容花=昼顔)万葉集、大伴家持
アサガオは鑑賞用に栽培される園芸植物であるが、ヒルガオは地下茎が長く伸びて増殖し、一度増えると駆除が難しいため、大半は雑草として扱われる。コメント(0件)