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昼までずっと咲いていてほしい
投稿日:2023年9月21日
閲覧数:539
マツヨイグサ属には黄色以外の白、紫、ピンク、赤といった花を咲かせる種もあります。標準和名では、黄花を咲かせる系統は「マツヨイグサ」(待宵草)、白花を咲かせる系統は「ツキミソウ」(月見草)と呼び、赤花を咲かせる系統は「ユウゲショウ」(夕化粧)などと呼んで区別していますが、一般にはあまり浸透しておらず、黄花系統種もよくツキミソウと呼ばれます。しかし黄花以外の系統がマツヨイグサの名で呼ばれることはまずありません。なお黄花以外の種は園芸植物として栽培されているものが多いようです。
マツヨイグサの多くの種は黄色い四弁花で、どの種も雌しべの先端が4つに割れる特徴があります。一日花であり、多くの種が夕刻に開花し夜間咲きつづけ、翌朝には萎みます。これが「月見草」や「待宵草」の名の由来です。
マツヨイグサとメマツヨイグサはよく似ています。見分けは、葉の形が一つのポイントです。
柳のように細く、真ん中の葉脈が白っぽかったらマツヨイグサ。メマツヨイグサの葉は広くて真ん中の葉脈が目立ちません。花の時期は7月から、場所によっては10月になっても見かけることがあります。また、黄花系統種のうち、マツヨイグサ やコマツヨイグサは、花が萎むと赤く変色するが、オオマツヨイグサやメマツヨイグサはそれほど赤くはならないので、こういった点でも種を区別できます。
マツヨイグサは道ばたや空き地、河原で見かける黄色い花を咲かせる夏の野草です。北アメリカが原産地とは思えないくらい、日本になじんでいる植物ですね。夜にかわいい花を咲かせるので、昼間は見る機会がなく昼には気付きにくい花ですが、夕方や早朝にぜひ見つけて、夏の月夜に待宵草を眺めてみてはいかがでしょうか。コメント(1件)
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ゆうちゃん
花の由来もそうですが、ポニーテールさんのご解説で原産地を聞いていつも意外な気持ちになりますね。 アメリカ原産、メキシコ原産、アフリカ原産といっても、植物にとっては暑いか寒いか、雨が降るか、どんな土なのかということが大事で、たくましく日本の様々なところに根付いているんですね。
2023-10-31 17:16:18