投稿日:2024年11月01日
閲覧数:91
お気に入り登録するにはログインしてください
いかにも秋らしい実。 絵手紙を始めた年の秋、屋敷林の南べりに、これをみつけたときは驚いた。 手入れの行き届かない竹と雑木の藪の中に,秋の陽を映して真っ赤な小さな実。 葉は、艶のある茶緑の上に、紅葉した赤と錆びた朱を乗せていた。 見たことの無い美しい色と姿であった。 持ちかえって、調べると『サネカズラ』だった。 「名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな・三条右大臣」 別れて逢う蔓を描いた。 辺りの藪は描ききれない。
コメントを投稿するにはログインしてください。